上田古地図・絵図デジタルアーカイブ

上田市街全図

明治11年 (1878)

上田市街全図
拡大図を見る

 明治11年の上田市街図で、方向も明記されている。町の通りは藩政時代のまま侍町、町人町が異なった着色で描かれている。明治4年、上田城跡は兵部省所管となり、二の丸に東京鎮台第二分営が置かれたが同6年廃止となる。その後大蔵省に移管され、本丸・二の丸の土地・建物は払い下げられ、7基あった櫓は1基を残して取り除かれた。城の周囲の堀は、明治5年から大手前から埋め立てが始まるが、工事が進まず地図に見るように湿地帯や堀のまま残っている。

 明治4年の廃藩置県で上田藩は上田県につづいて長野県所管となり、小県郡上田町となった。新制度の国・県・郡・町の公官庁や学校が設置された。同4年、上田郵便取扱所が海野町に設置、同6年新参町の旧藩校は松平学校として新小学校が発足、同9年原町に警察署、同10年藩主屋敷に裁判所が置かれた。同年大手町の旧産物会所跡地に国立十九銀行が設立、同11年海野町に小県郡役所、原町に上田戸長役場を設置し行政が動き出した。同年大手町に洋館3階建ての上田街学校を設立、女子教育が始まった。なお、ここは天皇巡幸時の行在所が置かれた。またその南側には女工場(絹織物場)が開業した。

上田市立上田図書館蔵

解説:佐々木清司氏

古地図・絵図 拡大図の見方

 当サイトは、絵図をブラウザ上で表示し、マウス等で拡大縮小して古地図・絵図の隅々までご覧にいただけます。

 操作については、以下の一覧をご参考ください。

※タブレットでのピンチイン&ピンチアウトの操作には対応しておりません。
操作ボタンなど 操作方法 動作
PC タブレット
クリック タップ
ロングタッチ
拡大・縮小します。
クリック タップ
ロングタッチ
表示範囲を移動します。
矢印の方向が、方位を表します。
クリック タップ
ロングタッチ
画像全体を表示します。
クリック タップ 前ページへ移動します。
ドラッグ スクロール 地図の表示範囲を表します。

絵図の上
クリック
ドラッグ
タップ
スクロール
地図を拡大します。
地図を動かします。

絵図閲覧でのエラー表示

 ビューアー閲覧時に、下のような英文のエラーメッセージウィンドウが表示されることがあります。これは、インターネットの回線や閲覧端末の処理不足により画像データが取得できない、または、表示できないことを表しています。OKボタンを押していただくと、一部表示できないところがありますが、閲覧には問題はありません。引き続き拡大縮小や絵図の移動を行うと、再度データを取得いたします。

明治・大正・昭和