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藤沢古墳1号・2号

種別 :市指定 史跡(古墳)
指定日:昭和50・10・1
所在地:真田町本原 大畑
年代 :古墳時代

解説

大畑区の北東部に当たる国道144号線の西脇、緩やかな傾斜地に立地し、東北−南西に並んで所在する。

かつて、上田丸子電鉄北東線の電車の軌道が両古墳の間を通っており、とくに1号墳の墳丘西側を大きく破壊し、現状は南北に長い楕円形を呈するようになってしまった。

南北径13.2m、東西径8.1m、高さ2.8mをはかる1号墳は、横穴式石室を内蔵している。東側側壁の南側端が少し張り出している部分を玄室と羨道の境目とすることができ、もとは袖をもつ平面形をしていたと思われるが、現状は羨道部を欠いている。直刀が出土したという伝承があるが、現在は不明である。

2号墳は、現状で南北径9.6m、東西径7.6m、高さ2.8mをはかる。南北にやや長い楕円形をしているが、墳形は1号墳ほどは変形していないと思われる。もともと開口していなかったのか、いつのころかにふさがれたのか、現在は開口しておらず内部構造を知ることはできない。