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枕状溶岩露出地

種別 :市指定 史跡・名勝・天然記念物 天然記念物
指定日:昭和46年3月1日
所在地:東内
年代 :

解説

東内虚空蔵〔こくぞう〕、堺橋付近の内村川左岸にあり、高さ数mの崖〔がけ〕に円形または楕円〔だえん〕形で直径1〜1.5mの枕状溶岩〔まくらじょうようがん〕が数十個の断面をあらわしているようすはじつに見事です。岩質は黒味をおびた変質玄武〔げんぶ〕岩で、枕を重ねたようにみえるところからこのように呼ばれ、また俵〔たわら〕状溶岩とも呼ばれて、学術・教育上価値の高いものです。

海中で溶岩が急冷するおりにできたものと考えられており、内村地区では他に、鹿教湯〔かけゆ〕西方500m地点の内村川右岸、戸羽〔とば〕集落南方の内村川左岸、新屋〔あらや〕集落南西500m地点の内村川左・右岸、霊泉寺〔れいせんじ〕温泉下流500m地点の霊泉寺川河床でもみることができます。

これはこの地方が古くは海中であったこを物語るものです。