アオナシは本州中部に自生し、分布上珍しい野生のナシである。特にこの木は大きな岩の間に生え、成長とともに岩を割り広げ、かなりの大木となった二重に珍しいアオナシである。
目通り周囲1.6m、樹高は約10mで地上2mのところで数本の枝が四方に伸び、枝張りは約8mに及ぶ。周りには日光を遮るものがなく、よく自然の樹形を保って繁茂している。
花期は6月で、7月〜8月には直径2cmくらいの果実が多数見られる。
根元の岩は安山岩で直径約4m、高さは1m余りあるが、中央から南北に見事に二つに裂かれている。
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