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番匠のカツラ

種別 :市指定 史跡・名勝・天然記念物 天然記念物
指定日:昭和58年7月15日
所在地:真田町本原394
年代 :

解説

このカツラは、先代の親木から萌芽したものとの荻原家の家伝はあるが、その他の伝承は不明である。根元には文化2年(1805)建立の勢至菩薩の石造碑があり、信仰地に生育したカツラである。

我が国の樹木としてカツラは珍しい種類ではないが、真田町では最大で、上田小県地方としても屈指の大木である。

目通り周囲約190cm、樹高約23m、枝張り約10mに及ぶ雄株(カツラは雄、雌で株の違う雌雄異株である)の大樹で、主幹はほとんど1本で立ち、樹冠部で分枝している。樹形は美しく樹勢も良好であるが、樹齢は不詳。

カツラ(桂)は、本来位が高く、天に向かう姿が美しく、縁起のよい木とされ、仏像彫刻にも用いられる。