本村の凝灰岩の中に発見されるが、特に下本入小山沢・幕打〔まこうじ〕・上武石常滑〔とこなめ〕に存在する。球状の凝灰岩に包まれて中心に細かい針状結晶の塊が入っているのでこの名がある。
やきもち石は学名を緑簾〔れん〕石と言い、明治29年信州鉱物学界の先覚者であり、当時武石小学校長であった保科百助が学界に紹介して注目されるところとなった。
塊の大きいものは直径15cmを越えるものもあり、まれには石英の結晶が入ったものもあり俗に「白あん」と呼ばれている。
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