岩屋観音溶岩(複輝石安山岩の溶岩および凝灰角礫岩層)が角間川の侵食を受け出来た大岩壁である。直立するこの絶壁の高さは40mから50m、さらにその上に40mから50mの岩壁が続いている。岩壁面でこの溶岩層の特徴がよく観察できる。
この付近に棲むカモシカ(土地の人はクラシシ、またはヤマシシと呼んでいた)も、この岩壁に追い込めば絶対に逃げられないというところからこの名が出たもので、「カモシカの牢」という意味である。