上田情報蔵

櫓門工事
●上田城跡本丸東虎口櫓門復元工事 103 着工前


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 2 仙石忠政による復興−1         
 仙石氏は美濃の土豪で、秀久の代に織田信長に仕え信長の旗印であった永楽通宝紋を家紋とした。織田家にあっては羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)の配下として活躍し、信長没後の天正11年には淡路国洲本城主となり、同13年には讃岐国を領有するに至った。ところが、翌14年の島津氏との合戦に際して先鋒として出陣していながら秀吉の命に背いて惨敗し、所領を没収されて放逐された。しかし、天正18年の小田原攻めのおり、秀久は旧臣を集めて勝手に参戦し、その戦功が認められて先の罪を許され、信濃国佐久郡小諸城主となったのである。この秀久は、伏見城内において大盗賊石川五右衛門を捕らえたという伝説でも知られており、その賞として秀吉より拝領した名器「千鳥の香炉」は明治5年に皇室に献納され、御物となっている。