上田情報蔵

櫓門工事
●上田城跡本丸東虎口櫓門復元工事 108 着工前


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 4 明治維新後−3
 戦後の上田城跡は、市街地に隣接した中核公園として各種の体育、文化施設や顕彰碑が昭和40年代にかけて建設され、市民の憩いの場として親しまれた。しかし、これらの施設建設は城跡の遺構と歴史的景観を損ない、史跡としての評価を低下させる結果となった。
 上田城跡を国民共有の文化財として後世に長く継承し、史跡としてふさわしく整備していくために、上田市教育委員会は昭和63年度に「上田城跡公園整備計画研究委員会」を組織し、文化庁と長野県教育委員会の指導、助言のもとに各地の学識経験者らを招聘して討議を重ね、その答申をもとにして「史跡上田城跡整備基本計画」を平成2年度に策定した。
 現在、「史跡上田城跡整備基本計画」に沿って、発掘調査と各種の整備事業が進められており、上田城は「平成の復興」とも言うべき新たな歴史を刻んでいる。