上田情報蔵
櫓門工事
●上田城跡本丸東虎口櫓門復元工事 114 着工前
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櫓門復元のための史資料
1 発掘調査
本丸東虎口櫓門の基礎遺構を確認するための発掘調査は、上田市の単独事業として平成2年度に実施された。調査箇所は本丸内への数少ない通路であったため、水道管、電線等が集中的に埋設されており遺構の遺存は良好ではなかった。しかし、地表下約30cmのレベルで旧地盤と思われる面が検出され、櫓門跡北側の石垣に沿って前後3箇所に櫓門礎石を撤去した跡と推定される小礫群が確認されたほか、南側石垣沿いにおいても北側に対応するとみられる小礫群が一部検出された。北側で検出された小礫群の位置関係は、古写真の画像解析で復元された櫓門下層部の柱列と一致した。