上田情報蔵

櫓門工事
●上田城跡本丸東虎口櫓門復元工事 345 左官工事


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木舞掻き
 左官工事
 工法−1
 外壁小舞 間渡竹は1.2尺間隔に両端柱に彫り込んだ穴に差し込み、その外面に縦竹、横竹の順に約3寸間隔に配する。縦竹は横架材当たりほぞ差しまたはステンレススクリュー釘止めとし、径2分の棕櫚縄にて間渡竹に緊結する。横竹は柱当たりステンレススクリュー釘止めとし、棕櫚縄にて1.8尺間隔に縦竹に緊結する。下げ縄は径3分の藁縄を使用し、間渡竹より柱間9箇所づつ藁縄結びにして下げるが、縄は2本重ねて結び、長さ2.7尺になるように垂らす。桁当たりには巻竹(割竹に棕櫚縄を1寸程度間隔に螺旋状に巻付けたもの)を1尺程度間隔にステンレススクリュー釘止めとする。
 揚塗小舞 茅負は径3分の藁縄を約7分間隔に巻付ける。揚裏は垂木1間ごとに間渡竹を1本配し、両端はそれぞれ桁当たりはほぞ差しとし、茅負下端はステンレススクリュー釘止めとする。竹胴縁は径8分の割竹を垂木及び間渡竹の上端に配し、垂木当たりはステンレススクリュー釘止めとし、間渡竹当たりは3分藁縄にて緊結する。出桁、出梁には前記と同様の巻竹をステンレススクリュー釘で打ち付ける。
                       (撮影日:平成05年07月07日)