上田情報蔵

上田ところどころ
●奈良尾の巻


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 奈良尾は塩田平の東南、富士嶽の山麓にある集落です。ナラには平らに均すという意味があるようです。
 ところで、上田には男女の神が彫られた双体道祖神が少ないのですが、東上集会所前の道祖神は上品で優雅な姿をしています。江戸時代中期の安永二年(一七七三)に建立されたものですが、二神は美しい幼友達のような感じを与えます。
 奈良尾にはこの道祖神のほかにも、優れた石造文化財があります。富士嶽神社の丘陵上に立つ弥勒仏塔(石造多重塔)もその一つです。
 七重の塔の高さは約二メートルで、台石に弘安二年(一二八五)という年号が見られます。弘安四年に中国の元の軍隊十万が来襲するという事件(弘安の役)がありましたが、その時の戦死者の供養にこの塔が建立されたと伝えられています。
 弥勒仏塔の隣には石造大姥坐像が安置されています。地元では「おおば様」と呼んでいますが、笑っているような悲しんでいるような不思議な表情が印象的です。
     (撮影日:平成05年07月)

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