塩田平の文化と歴史
●解説 弥勒仏塔(市指定文化財)
奈良尾の富士嶽神社の西山頂にある石造多層塔婆は弥勒仏塔と呼ばれ、昭和28年に第六層・第七層・および相輪が補修されて現在の塔となった。
塩田陸奥守国時は、弘安4年の役に際し元軍調伏を同所の常光寺の僧に祈願させ、役後に祈願成就と、討死した将兵の供養のために、この塔を建立させたとの伝承がある。
塔は、高さが2m余で、台石には「弘安8年乙酉3月8日」と陰刻されている。初層の塔身には、一面に一字づつ籠字刻で、「弥勒仏塔」の四字が刻まれている。このためにこの塔は「弥勒仏塔」と呼ぶようになった。
雄大な多層塔で、形も良く、富士嶽の山腹より塩田平を望んでいる景観は、美事である。
建立当初は、富士嶽山頂の東方の小字水出にあったが、内村の和子区と所属についての争いがあったため、明治35年頃、大円寺の庭に移し、その後大正7年頃、現在の位置に移転したものである。
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