塩田平の文化と歴史
●解説 来光寺薬師堂
鈴子公民館の南側に、東面して建つ小さなお堂がある。薬師如来を安置するこのお堂は、以前にはもっと大きなものだったが、昭和8年9月に現在の公民館を建てるに当たり、古いお堂は取り壊され、今の小さな薬師堂に建て替えられた。
本尊の薬師如来像は、両手を組んだ上に薬壷をのせ、端麗なお顔で諸人を病の苦しみから救おうとなされている。
傍に立つ十一面観音菩薩は、元禄6年(1693)に、塩田四国八十八ケ所の札所巡りができたときの一体である。さらに弘法大師の立派な坐像がある。堂外には石の大姥(おおば)様が置かれ、雨乞いにはかつがれて池を廻っていた。
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