塩田平の文化と歴史
●解説 徳王大神
古川神社の境内に、市指定のみごとな杉の樹林がある。ここに徳王大神の石の祠がまつられている。
今から300余年前の延宝2年と3年(1674〜5)は、2年続きの大凶作で、人々は粃に草や木の芽をまぜて食べ、命をつないだという。庄屋の林徳左ヱ門(徳右ヱ門)はこの悲惨な農民を救うために、死罪を覚悟で、年貢を減らすように藩へ強訴し、遂に延宝3年12月26日に処刑されてしまった。
翌年から、年貢は籾1俵(6斗)について米1升を減らし3斗8升とされた。強訴の効果と思われる。
村人は恩人を神に祀り徳王大神として崇めている。
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