縄文時代のくらし・集落 縄文時代の道具
縄文土器 縄文時代の墓制・呪術と信仰
    縄文時代から弥生時代へ

縄文時代の墓制
 
縄文人は楕円形に掘られた「土壙(どこう)」と呼ばれる穴に埋葬されるのが普通ですが、この時代の終りごろになると、石を組み合わせて作った石棺もみられます。また、幼児を甕に入れて葬る甕棺墓も一般化してきます。

人骨<上田市上田八幡裏遺跡>

呪術と信仰
 自然にたよって生活していた縄文人は、自然を信仰の対象としていました。
 生命の安全を願うための土偶(どぐう)、氏族の繁栄を祈る石棒(せきぼう)、 魔力から人々を守る土版(どばん)や岩版(がんばん)それに石剣(せっけん)や石刀(せきとう)なども用意されました。
  また、装飾具を多く身に付けた人や、前歯を故意に抜き取った抜歯(ばっし)という風習もみられます。これらは、単なる飾りではなく、儀礼的な意味をもっていました。

土偶<上田市漆戸八千原遺跡>
土偶<東御市滋野桜井戸遺跡 >
土偶<上田市漆戸堂下遺跡 >