文化財の詳細情報

鳥羽山洞窟遺跡

依田川の名勝「飛魚(とびうお)付近、腰越(こしごえ)地区鳥羽山の岩肌にぽっかり口をあけている洞窟です。川底から15mの高さにあり、幅25m、奥行約15mの大きさです。

発掘調査の結果、この洞窟は古墳時代中期(5世紀中頃)に古墳を築かなかった人々の葬所(そうじょ)として使われていたことが明らかになりました。

洞窟内は依田川の河原石が四段に敷かれ、石敷をした平らな部分に死体が置かれていました。

この死体を埋めない葬法は曝葬(ばくそう)と呼ばれ、沖縄や東南アジアにかけて、よく似た葬法(崖葬(がいそう))が行われていますが、大変めずらしいものです。また、洞窟内からは多くの人骨や副葬品が発見され、研究上非常に貴重なものとされています。

出土した須恵器(すえき)の二重はそう(横に小さい穴のある壷)・カップ形土器をはじめ、石釧(いしくしろ)(石の腕輪(うでわ))・銅釧(どうくしろ)、鉄剣(てっけん)や鹿角装刀子(ろっかくそうとうす)(鹿角の柄(え)のついた小刀)・鉄製馬具(ばぐ)などの出土遺物は現在、丸子町郷土博物館に常時展示されております。

国指定 史跡
昭和53・2・8
所在地
腰越字鳥羽山429
所有者
深山・岡森・一本木諏訪神社
古墳時代中期