文化財の詳細情報

東昌寺鐘楼

東昌寺鐘楼は山門をくぐり高い石垣の下から鐘楼を見上げると、ちょうど鳥が舞い立つような動きのある美しい建物です。

この鐘楼は、天保十二年(1841)有名な諏訪の立川流〔たてかわりゅう〕の大工、宮坂常蔵〔つねぞう〕によって建てられました(*)。入母屋〔いりもや〕造り、桟瓦葺〔さんがわらぶき〕、袴腰〔はかまごし〕という形で、県内でも数の少ない鐘楼です。また、鐘楼の袴腰の上の部分や、上層の貫〔ぬき〕の上に亀・象・獅子・竜・貘〔ばく〕(中国の想像上の動物)など、いずれも大たんでのびのびとした美しい彫刻で飾られています。

鐘楼は、また、軒の垂木〔たるき〕が扇子〔せんす〕を開いたような形になっている点にも特徴があります。これを扇〔おうぎ〕垂木といいます。二階の天井には、墨で大きな竜が描かれています。これも鐘楼ではあまり例がありません。

宮坂常蔵は、立川流二代目冨昌の娘婿〔むすめむこ〕で、大工としては立川昌敬と名のっていました。常蔵は愛知県の豊川稲荷〔とよかわいなり〕など、主に中京方面で名作を数多く残していますが、県内では、この鐘楼が最もたいせつな建築となっています。

市指定 建造物
昭和49.6.5
所在地
浦野571
所有者
東昌寺
天保12年

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パノラマムービー

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