文化財の詳細情報

上田蚕種協業組合事務棟

上田蚕種協業組合は、大正5年(1916)に地元の蚕種家が出資して上田蚕種株式会社として設立したのが始まりで、現在の事務棟・採卵室など主要な建物が翌6年に完成しました。その後、昭和45年から現在の社名となっています。最盛期には22万箱の蚕種をこの組合から出荷していました。

建物は、敷地中央正面に事務所、その奥に検査室・食堂・催青室〔さいせいしつ〕・貯蔵の冷蔵庫などが配置され、これらを軸として、採卵室の建物が左右対称に3棟ずつ並んでいました。

正面の事務所は、木造二階建ての建物で、外壁を木骨下見板〔したみいた〕張りとし、窓に三角破風(ペジメント)をつけた端正な意匠で、大正時代の事務所建築にみられた外観をよく保っています。入口の上方には、蚕をシンボル化した意匠が用いられています。外観は洋風ですが、内部は一階の事務室・応接間、二階の講堂など純和風となっています。

上田は蚕種製造が全国のトップクラスにあった地域で、この上田蚕種協業組合の建物群は、その象徴的な建物として貴重な建物といえましょう。

国登録 建造物
平成9.5.29
所在地
常田3-4-57
所有者
上田蚕種協業組合
大正6年

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パノラマムービー

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