文化財の詳細情報

平井諏訪神社奉納殿

この奉納殿(ほうのうでん)は歌舞伎(かぶき)を奉納する場所です。この歌舞伎舞台の作られたのは、江戸時代後期に行われた農村歌舞伎(のうそんかぶき)(農村で行われた芝居)の舞台です。間口8間(けん)、奥行5間(けん)規模をもち、屋根は寄棟造茅葺(よせむねづくりかやぶき)です。

表側の左右に、中二階に設けた高座があり舞台中央床面に直径4間(けん)の廻り舞台がありました。

奈落(舞台の下の地下室)は、床高が113cm、中心柱の高さが225cmです。奈落の中心軸から腕木が出て、この周りについて押すことで舞台が回転する仕組で、舞台場面の転換が早くできました。

円形の回し部分の縁には縦41個(直径14cm)、横32個(直径12cm)の戸車がそれぞれ付けられてきました。この縦の車は重さを分散し、横の車は摩擦(まさつ)を少なくするために付けられており、中心の1本の回し棒で舞台が回るように工夫されていました。(写真を見てください)

また、この舞台には「セリ」と呼ばれる役者が昇降(しょうこう)するための切り穴が2つ付いていました。

舞台の建造は、寄付札(きふふだ)及び棟札(むなふだ)から文化12年(1815)であることがわかっています。上田・小県地方で最も古い農村歌舞伎の舞台です。

なお、昭和54年の修理で、屋根がトタンで覆(おお)われ、床は上張りがなされ、床下にこれ以上下がらないようにする柱が入れられました。

市指定 建造物
平成4・3・26
所在地
平井1090
所有者
西内崇敬会
文化12年

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