武田二十四将図
 江戸時代『甲陽軍鑑』が普及したためもあり、このような武田信玄を中心として、以下にその家臣23将を配した「武田二十四将図」が制作され、また版行された。
 描かれた人物は図によって出入があるが、真田氏関係ではこの二つの図に見られるように信綱(源太左衛門)、昌輝(兵部)、昌幸(武藤喜兵衛)の三兄弟を入れているものが多い。
 なお、磯貝家本は信玄の顔が異様であるが、これは不動尊信仰を信玄肖像に組み入れ、武田不動尊に似せたためという。

(佐久市岩村田 龍雲寺蔵)



(磯貝正義氏原本蔵)