血染めの陣羽織
長篠合戦で討死にした信綱の首級と、その愛刀青江の太刀は、家臣の白川勘解由兄弟が戦場から持ち帰り、首は現在の信綱寺の場所へ葬った。信綱寺は信綱の名を寺名としたものである。
この陣羽織は、その信綱の首を包んできたものと伝える。ところどころに血痕が残っており、血染めの陣羽織と称している。
陣羽織(前)
真田町横尾 信綱寺蔵
同(背)
真田町横尾 信綱寺蔵