城下囲いの村々
城下町防衛のための「城下囲い」即ち外郭地帯形成のために、下図のように太郎山麓等にあった村々が、城下町の各入口に移住させられた。それは、北国街道に沿って、東南の入口に踏入・常田、北西の口に鎌原・西脇・生塚・秋和、西南の松本・塩田方面口に諏訪部、北東の上州沼田街道口には房山、という計8ケ村であった。これらの村々も、次第に城下町部分と区別がつかない町並みにかわっていく。
この絵図は天保14年(1843)古記録や実地を検分のうえ、作成されたもの。
上田市二の丸3番3号(上田城跡公園内)
上田市立博物館蔵