大坂夏の陣図屏風
 夏の陣の慶長20年(1615)5月7日、両軍合わせて21万人という大軍が、空前の大規模な激戦をくり広げた。この屏風は、夏の陣に参戦した徳川方の黒田長政が、戦後間もなく、その記念に描かせたもの。福岡藩主黒田家旧蔵品である。
 写真は、天王寺口先鋒真田幸村隊の部分。馬上鹿角兜の武将が幸村、その後方にやはり鹿角兜の幸村の長男大助が見える。(口絵カラー写真7頁参照)


大阪市
大阪城天守閣蔵