慶長6年(1601)8月5日 飯島市之丞宛真田信之安堵状
関ヶ原の合戦後、父昌幸の領地小県郡を相続した信之は、慶長6年8月、家臣の本領を安堵(確認・保障)し、また新たに土地を与えた。
これは飯島市之丞の本領(本
知行
【
ちぎょう
】
)を、安堵したもの。
丸子町御岳堂
飯島芳郎氏蔵
以上
別して奉公致すべきの由候の条、本知行百貫文異儀なく出し置き候。向後
弥
【
いよいよ
】
励功に於ては、一所宛て行ふべく候。
以上。
辛丑
八月五日 信之(花押)
飯嶋市之丞殿