芳泉寺蔵大蓮院資料
 信之の建てた大蓮院の墓がある上田市諏訪部の芳泉寺に伝わる、大蓮院の什器類等である。漆器はいずれも黒漆地に三葉葵紋の蒔絵が施されており、徳川家からの輿こし入れの形を表している。(上田市諏訪部 芳泉寺)

湯桶

飯櫃、しゃもじ、膳

膳・椀、高杯

瓶子

菓子鉢

三方

松代藩主真田幸貫が、文政7年(1824)に奉納したもので、経文の奥書きに「奉呈 大蓮院殿之位牌 滋野幸貫敬写」とある。ガラス製の経筒に納められている。幸貫はこれと同様のものを、真田町の信綱寺と長谷寺にも奉納している。

大蓮院は旅の途中、鴻ノ巣宿(埼玉県鴻ノ巣市)で死去した。
その遺骸をこの駕籠かごで上田まで運んだと伝える。