閻魔十王図
 地蔵菩薩を中幅にして、亡者の生前の罪を裁くという十王の図を左右五幅に描いてある計11幅の掛軸である。内1幅に「寛正竜集辛巳(1461)化主祖春」の文字がある。絹本、極彩の密画。寺伝によれば、大蓮院が正覚寺に寄進したともいい、また大蓮院の死後、その菩提のために、遺品を寄進したものともいう。沼田市指定文化財。

閻魔王図
亡者が浄玻璃の鏡に生前の罪をうつされている。
(群馬県沼田市 正覚寺蔵)

変成王図
剣の山に追い立てられる。
(群馬県沼田市 正覚寺蔵)