天正9年(1581)2月11日 矢沢綱頼宛武田勝頼感状
|
天正8年(1580)6月、上野国沼田城は真田昌幸勢により陥落、武田方の手中に入ったが、これは、矢沢綱頼の活躍に負うところが大きかった。その綱頼の戦功を賞して、武田勝頼が出した感状である。恩賞として太刀を遣すとある。
|
 長野市松代 矢沢頼忠氏蔵
|
沼田城差□の刻、度々の戦功、誠に比類なく候。彼の表の本意、併せて其の方の の故に候。仍って太刀一腰これを遣はし候。向後弥忠節を励まるべき儀肝要たるべき者也。仍って件の如し。
二月十一日 勝頼(花押)
矢沢薩摩殿
|
|
|
|
|