収蔵品
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上田城・上田藩主
左鉄砲
左利〔き〕き用火縄〔ひなわ〕銃
「左鉄砲」つまり左利き用の鉄砲として、上田藩主松平家に伝わった火縄銃。普通と逆の左側に点火装置(火皿〔ひざら〕・火ばさみ)が取りつけられている。全国的にみてもごくまれな例とされている。藩主自身かその子弟に左利きの人物がおり、特別注文で作らせた銃と考えられる。銃身は並河源兵衛という上田藩お抱えの鉄砲鍛冶の作であり、18世紀末のものとみられる。