収蔵品
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民俗
藤本蚕種繭標本
藤本蚕種株式会社繭標本
種別 市指定 有形民俗文化財
指定 昭和四四年五月九日
所在地 上田市立博物館
所有者 上田市
上塩尻は蚕種業では信州の中でもっとも進んだところでした。この地区は河川沿岸で、ウジバイの害のない桑畑に恵まれ、蚕種業の先駆者も輩出しましたが、藤本善右衛門が中核になって、その製造と販売に力を入れました。
写真に見るような「黄金生〔おうごんせい〕」という繭は、文政十年(一八二七)善右衛門昌信が、古くから普及していた「又昔〔またむし〕」の雌と、野生の近縁種「クワコ」の雄の交尾により作り出しました。