収蔵品
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民俗
蚕病予防具
蚕病〔さんびょう〕(微粒子病)予防器具
明治期の養蚕・蚕種〔さんしゅ〕業にとって一番の問題は、蚕病それも特に微粒子病の対策だった。その早期発見と予防のための器具が蚕種製造家の必需品となり顕微鏡(右)も使われた。手前は乳鉢乳棒で顕微鏡とセットで使用された。左は蚕種製造用の框〔わく〕板で、蚕病予防・検査のため1蛾ずつ産卵させるようにしたもの。明治21年(1888)からおおむね、このような框〔わく〕板を使うようになった。