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民俗
養蚕技術書
養蚕技術書
上田地方は江戸時代の後期(19世紀の前半)以降、蚕種〔さんしゅ〕(蚕の卵)製造の全国的なメッカとなったが、特に小県郡上塩尻〔かみしおじり〕村(現上田市上塩尻)は、そのまた中心地として知られた。
この上塩尻からは、江戸時代の中期から後期にかけて塚田与右衛門、藤本(佐藤)善右衛門、清水金左衛門らの優れた養蚕の技術者や指導者が輩出し、自らの工夫と経験より改良した養蚕技術書を著して刊行した。
『新撰養蚕秘書』塚田与右衛門著、宝暦7年(1757)刊行(下)
『蚕かひ〔こがい〕の学〔まなび〕』藤本(佐藤) 善右衛門(保右)著、天保12年(1841)刊行(上右)
『養蚕教弘録』清水金左衛門著、弘化4年(1847)刊行(上左)