収蔵品
収蔵品一覧へ戻る画像クリックで拡大ビューワーを表示します
上田城・上田藩主
松平家行列用持ち槍
松平家行列用持ち槍
松平家の行列のおりに掲げた素槍(すやり)と十文字槍のセット。いずれも貂(てん)の皮の鞘(さや)であり、特に江戸城への登城時には、遠目にも上田藩主松平家の行列であることを知らせるものであった。
諸大名や旗本の概要をまとめて出版された『武鑑(ぶかん)』にも、松平家の行列時の持ち槍は「二本ともてんのかわ、雨天の節黒らしゃ、徒(かち)の先にならぶ」とある。この雨天の節の黒羅紗(らしゃ)のさやも、素槍・十文字槍用ともにセットで伝わっている。