収蔵品
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郷土史一般
「地獄のおとづれ・夢の画報」
日露戦争での日本兵捕虜の日誌「地獄のおとづれ・夢の画報」
日露戦争は明治37年(1904)からその翌年にかけて行われた満州(中国東北部)と朝鮮の支配権をめぐる日本とロシアの間の戦争であった。これはこの戦争に従軍した神科村(現上田市)出身の中村仲次郎が、明治38年5月にロシア軍の捕虜となった経緯から翌39年2月に無事帰国するまでの一部始終を絵と文章で記録したもの。
捕虜収容所はペテルスブルク(レニングラード)の南にあり、そこまではシベリア鉄道などを経由して送られている。講和後の帰国の旅はドイツヘ出てから海路をとり、地中海・スエズ運河経由というものだった。