ヒラタドロムシ

ヒラタドロムシ写真:(幼虫) 環境庁水質保全局・建設省河川局

分類(ぶんるい)

コウチュウ(もく)ヒラタドロムシ()

学名(がくめい)

Mataeopsephenus japonicus

説明(せつめい)

  幼虫(ようちゅう)体長(たいちょう)(やく) 5〜10mm 程度(ていど)(からだ)黄色(きいろ) またはこげ 茶色(ちゃいろ)表面(ひょうめん)(かた) く、3 (つい) のあしとエラが 腹部(ふくぶ) にあるが、 背中側(せなかがわ) からは () えない。 (いし)(した) などにへばりついて、 表面(ひょうめん)(すべ) るようにゆっくりと (うご)特徴(とくちょう)() つ。 円盤(えんばん)() せたような (かたち) をしているので、 (なが) れの (はや) いところでも 生息(せいそく) できる。イギリスではこの (かたち) から「 水中(すいちゅう) のペニー 銅貨(どうか) 」とよばれている。この 奇妙(きみょう)(かたち) は、 体節(たいせつ)(おお) っている 外皮(がいひ)() びてできたものである。 幼虫(ようちゅう)(かわ)上流(じょうりゅう) から 中流(ちゅうりゅう)()(なみ) のある 湖岸(こがん)生活(せいかつ) している。 (いし) についているケイソウ、ランソウ、リョクソウなどの (ちい) さい 藻類(そうるい)() べる。 幼虫(ようちゅう)越冬(えっとう)翌年(よくとし)(はる)岸辺(きしべ) にはい () がり、さなぎとなる。  成虫(せいちゅう)体長(たいちょう) (やく) 8mm。 (からだ)(くら) いこげ 茶色(ちゃいろ)基部(きぶ)黄色(きいろ)(からだ)(かたち)(ひら) たい 円形(えんけい)卵形(たまごがた)触角(しょっかく)糸状(いとじょう)成虫(せいちゅう)水辺(みずべ)植物(しょくぶつ)岩陰(いわかげ) などに 生息(せいそく) している。メスは (なつ)(かわ)(なか) にもぐり (いし)裏面(うらめん) などに (たまご)() む。メスは 水面(すいめん) から ()()(いし)集合(しゅうごう) し、その (いし)裏面(うらめん) などに 集団(しゅうだん)(たまご)() む。 (たまご)黄色(きいろ) のかたまりで、 直径(ちょっけい) (やく) 0.5mmで40〜50 ()(たまご) のかたまりで ()() けられる。

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