カワニナ

カワニナ写真:(幼虫) 天竜川上流河川事務所

分類(ぶんるい)

ニナ(もく)カワニナ()

学名(がくめい)

Semisulcospira libertina

説明(せつめい)

殻長(かくちょう) (やく) 30mm、 殻径(かくけい)(やく) 12mmの 細長(ほそなが)巻貝(まきがい) で、 (から)(さき)部分(ぶぶん) は10 (そう) ほどである。 殻頂(かくちょう)() けている 場合(ばあい)(おお) いが、 石灰質(せっかいしつ)(おお)山間部(さんかんぶ)(なが) れる 河川(かせん) では、 (さき) がとがっているものもある。 生息場所(せいそくばしょ) により (おお) きさや (から)(かたち) などに、 (ちが) いが () られる。また、 場所(ばしょ) により (かたち)様々(さまざま) で、 地域(ちいき) によって 変化(へんか) した 種類(しゅるい)()() がたくさんある。おもに 山間部(さんかんぶ)(かわ)比較的(ひかくてき) (つめ) たい (みず)安定(あんてい) して (なが) れている 細流(さいりゅう)用水路(ようすいろ) などの 小石(こいし)砂底(すなぞこ)生息(せいそく) し、 (おお) くは (れき)() いている。 (どろ)(そこ)生息(せいそく) していることもある。 (みずうみ)(ぬま)(いけ) では、 流入部(りゅうにゅうぶ)流出(りゅうしゅつ) する 河川(かせん)数多(かずおお)生活(せいかつ) している。1つの (かわ) でも、 流速(りゅうそく) のある 上流域(じょうりゅういき)生息(せいそく) するものは、 体層(たいそう)発達(はったつ) していて 太丸型(ふとまるがた) をしているが、 下流域(かりゅういき) では 細長型(ほそなががた) になる。また 水温(すいおん)(ひく) いところでは、 体層(たいそう) などに (くろ)(すじ) があるものがしばしば (みと) められる。メスとオスは (こと) なった 個体(こたい) であるが、 ()()区別(くべつ)(むずか) しい。 (はる) から (あき) にかけて、1 (かい)(やく) 50〜100 ()() どもの (かい)() む。 (どろ)(なか)(ちい)さな 生物(せいぶつ)(いし)表面(ひょうめん) についている 藻類(そうるい)落葉(おちば) などを () べる。ときにはミミズ、ザリガニ、ドジョウ、などの 死肉(しにく)() べることもある。

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