映像「丸子町の養蚕業」

丸子町で最後の養蚕農家として、中村千昭さん、つねよさんが春蚕(はるご)を育てた1ヶ月の記録です。映像収録は株式会社丸子テレビ放送が行い、「最後のお蚕さん」として放送した映像をもとにアーカイブ化しました。

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養蚕業の1ヶ月

6月7日

掃き立て:2分35秒
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掃き立て
繭が孵化(ふか)して、毛蚕(けご)となります。これを蚕座(さんざ)に移して飼育を開始する作業で、羽箒(はねぼうき)をもって毛蚕を掃き下ろすことをいいます。

こばがい
ふたつ(二齢)までを「こばがい」といい、蚕飼いでも難しい時期です。人間でいうと生れたばかりの乳幼児と同じで、昼夜を問わず手のかかる時です。この時期は寝床を蚕屋(かいこや)のそばにもっていき、蚕と一緒の生活が始ります。

6月8日

桑くれ、蚕室の様子:3分57秒
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桑くれ
桑は、蚕の唯一の食べ物です。この桑の生育は養蚕に大きく影響する物です。 眠りから起きた蚕に、初めて桑を与えることを「桑付け」といい、眠る前の最後の給桑(きゅうそ)を「桑止め」といいます。

6月17日

にわおき:2分20秒
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中村さんインタビュー:2分39秒
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にわおき
最後の休み「にわやすみ」(第五齢)が過ぎ、桑くれも最盛期となります。桑切り、桑しょい、桑の株直し、桑こき、こしりとり、こくそぬきと1日が目の回るような忙しい時期です。

6月18日

脱皮の様子:2分10秒
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こしりとり:3分2秒
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こしりとり
蚕が休んでいるときに、蚕の床をきれいにします。(糞や桑などを取除く)

6月26日

蚕室の様子:1分50秒
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中村さんインタビュー:3分55秒
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6月29日

ひきひろい:8分11秒
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やとう:4分46秒
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ひきひろい(繭あげ)
にわおきから10日過ぎると、蚕の桑の食べ方が悪くなり、体のすきとおった蚕ができます。この蚕を「ひき」といい、これを拾うことを「ひきひろい」といいます。

やとう(蚕巣)
ひきた蚕が繭を作りやすい状態にすることを「やとう」といい、その繭を作るところを「蚕巣(こす)」といいます。
天井からぶらさがっているのは、回転蔟(かいてんまぶし)と呼ばれるもので、蚕は区分けされた枠に入り、糸を吐き出し、3~4日で繭になります。

7月7日

中村さんインタビュー:4分34秒
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繭かき/毛羽とり:2分29秒
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繭かき
繭の中は蛹(さなぎ)となり、振ってみるとカラカラと軽い音がします。こういうときを「かえった」といい、繭かき(蔟(まぶし)から繭をかきとる)をします。

毛羽とり
蚕が繭を作るときに、最初に吐き出す糸で、繭の外側を覆っている真綿のようなもので、繭かき後、取り除きます。絹糸紡績の原料になります。
繭の価値は、糸量(しりょう)と解舒(かいじょ)で決ります。糸量とは繭糸の量のことです。解舒とは、繭から生糸をつくる際の繭糸のほぐれ状態をいい、製糸工場での作業効率や生糸の品質に大きな影響を与えます。良質の繭とは、繭糸の量が豊富で、解舒のよい繭です。

ビデオフィルム提供: 丸子テレビ放送株式会社
協力: 旧丸子町東内、中村千昭様