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豊臣方の武将真田幸村の家臣として活躍をしたとされる十人の勇士の総称。この内の一部の名は、江戸時代中期頃に著された『真田三代記』などに見える。その武勇伝は架空のものであり『真田三代記』や『難波戦記』を種本として「立川文庫」によって創作された。
十勇士の活躍舞台は、真田昌幸・幸村の九度山配流から大坂の夏・冬の陣までの間で、父子を中心に、徳川家康の動静を探りながら縦横無尽に活躍する痛快なおもしろさは大好評を博した。その郎党の顔ぶれが猿飛佐助・霧隠才蔵・三好清海入道・三好伊三入道・穴山小助・由利鎌之助・海野六郎・根津甚八・望月六郎・筧十蔵である。
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