上田古地図・絵図デジタルアーカイブ

本丸二の丸図(写)

年代不明

本丸二の丸図(写)
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 二の丸の三十間堀の北側に6棟の米蔵が描かれており、幕末期の上田城の本丸と二の丸を描いたものと思われる。米蔵のほかにも、本丸の中に建物と推定される表現が3つ、二の丸にも3つ建物のようなものが描かれているが、それらの詳しいことは分かっていない。本丸の櫓と櫓門がしっかりと描かれ、それらのなかに天守の代用とされることが多い三重櫓の表現は見られず、7棟全てが二重で同規模の櫓として描かれている。

 この絵図の一番の特徴は、尼ヶ淵の崖面に享保17年(1732)の千曲川の大洪水の後に造られた石垣が描かれていることであろう。特に、石材と石工の不足が原因で、高さを低くせざるを得なかった石垣が忠実に描かれている点は興味深い。また、南櫓の櫓台の下に小さな石垣が描かれているが、この部分は明治期になり、積み増しが行われたことが分かっており、その部分の石垣が描かれていない点は、この絵図が明治期以前に作成されたことの傍証ともなろう。石垣の全面は『仙石時代上田城及城下町之図』の絵図と同様に潅木が描かれ、湿地であったことを予想させる。

 また、二の丸の西南隅に煙硝蔵が描かれていることも、他の絵図ではあまり見られないものである。煙硝蔵は火薬を貯蔵するための施設で、これが作られる以前は、本丸の櫓がその役割を果たしていたことも予想される。

名 称 本丸二の丸図(写)
所蔵者 市立上田図書館
製作年 幕末頃か(籾蔵6棟あり)
写年等 写年不明・上田市史編纂史料図
城 主 松平忠優または忠礼か?
本丸櫓 形式 層塔型
構造 二重
壁面 一重目、二重目とも白漆喰塗籠
7号櫓に大戸の表現あり
土 塀 構造 瓦葺、白漆喰塗籠
挟間 なし

上田市立博物館所蔵

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江戸時代