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蘇民将来符 その信仰と伝承
牛頭天王祭文
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牛頭天王祭文とは

牛頭天王とはインドの祇園精舎の守護神のことです。牛頭天王之祭文には、蘇民信仰の起源が祭文の形式で述べられており、その内容から遅くとも室町時代後期には八日堂縁日において、蘇民将来符が頒布されていたと推測されています。京都市醍醐寺所蔵(文明17年書写)、宮地直一氏所蔵(天文19年書写)、東京大学文学部所蔵の京都市長福寺文書などが知られていますが、信濃国分寺の祭文(文明12年書写)が時期の判明したものでは日本最古であり、平成7年12月に上田市文化財に指定されました。

なお、本掲載の読み下し文、口語訳、注記の作成につきましては、

塩入 法道(信濃国分寺・大正大学)
寺島 隆史(上田市立博物館)
倉沢 正幸(上田市立信濃国分寺資料館)

上記三氏により作成されご協力いただきました。

祭文トランスレーター

祭文トランスレーター

トランスレーターとは翻訳機のことです。この“祭文トランスレーター”を使って牛頭天王之祭文の読み下し文、口語訳を原文の上に表示させることができます。祭文トランスレーターで難解な牛頭天王之祭文を読み解いてみましょう。

牛頭天王祭文の読み下し文と口語訳

祭文トランスレーターの読み下し文と口語訳がテキストで掲載されています。
資料などにお使いの場合はこちらをどうぞ。

牛頭天王祭文解説

牛頭天王祭文の写真

全国にいくつかある牛頭天王之祭文の中で、時期の判明したものでは日本最古のものとされる信濃国分寺の牛頭天王之祭文。
この祭文の中に蘇民将来符の由来が記されています。

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