アユ

アユ写真:長田健

分類(ぶんるい)

サケ(もく)アユ()

学名(がくめい)

Plecoglossus altivelis

説明(せつめい)

全長(ぜんちょう)(やく)180〜300mm、 背側(せがわ)青緑色(あおみどりいろ)で、 腹側(はらがわ)銀白色(ぎんはくしょく)(くち)(おお)きく(りょう)あごが 細長(ほそなが)い。ヤスリのような ()をもち、 (いし)についた ()をとりやすくなっている。 ()ぬと 黄色(きいろ)っぽくなる。なわばり (あらそ)いをしてなわばりをつくり、そこでエサをとり 生活(せいかつ)する。 昼間(ひるま)はなわばり (ない)でエサをとり、 (よる)休息(きゅうそく)する。なわばりを ()てなかったアユは ()れで 移動(いどう)しながら 生活(せいかつ)する。エサはこどもの (とき)(みず)(なか)生息(せいそく)する 昆虫(こんちゅう)(かわ)()ちてくる 昆虫(こんちゅう)をさかんに ()べるが、 大人(おとな)になるとだんだん 植物(しょくぶつ)()べるようになる。 (いし)()いた 藻類(そうるい)をくちびるでこそげ ()として ()べる。 行動(こうどう)するのは 昼間(ひるま)だけ。 昼間(ひるま)(やす)みなくエサを ()(つづ)け、 一日(いちにち)のエサの (りょう)体重(たいじゅう)の40%〜50%にもなる。 (たまご)()むために 産卵場(さんらんじょう)()いてからはエサを ()べない。 (なつ)()ぎて (すず)しくなるころ (かわ)(くだ)(はじ)め、 (たまご)()むのは11 月下旬頃(がつげじゅんごろ)。このころのアユは (からだ)(くろ)くなり 腹部(ふくぶ)(あか)く、サビアユとよばれる。 (なが)れの (はや)砂利(じゃり)浅瀬(あさせ)にたくさん (むら)がって 夜間(やかん)産卵(さんらん)する。メスの 産卵(さんらん)回数(かいすう)通常(つうじょう)(かい)で、 産卵数(さんらんすう)体長(たいちょう)120mmだと1〜2 (まん)(つぶ)(たまご)(かわ)(そこ)にしっかりとくっつき、ふかを ()つ。 水温(すいおん)15 ()では 約半月(やくはんつき)、10 ()では (やく)一ヶ月(いっかげつ)でふかする。

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