Logo
サイトマップ
ホーム > 研究と実績 > 人工癌実験の成功

人工癌実験の成功(3/6) 〜研究と実績〜


兎耳癌の写真とスケッチ
東京大学医学部人体病理学・病理診断学分野に保存されている兎耳人工癌実験の実体写真と、組織の顕微鏡写真(スケッチ)。当時、顕微鏡写真を撮影できるカメラは、ドイツ製の極めて高価な輸入品しかなく、勝三郎たちの実験ではもっぱら市川助手がスケッチしていた。組織画像のうち、丸い視野のものが写真。他はスケッチを撮影した写真と思われる。写真が貼られた台紙には勝三郎の注釈が書き込まれている。
第一次大戦以前の顕微鏡は、ドイツ製がほとんどで、勝三郎もカール・ツァイス社製の顕微鏡を愛用していた。顕微鏡写真を撮影する顕微鏡写真暗函(フォトマイクロスコープカメラ)は開発されたばかりで、カール・ツァイス社製品を輸入販売していた小西本店(小西六・後のコニカ)のカタログによると大正3年頃の定価は350円。国産で同様のカメラが発売されたのは大正末頃のことであった。
〔東京大学医学部 人体病理学・病理診断学分野所蔵〕
写真 写真 写真
写真 写真 写真 写真
写真 写真 写真
写真 写真 写真
写真 写真 写真

←123456→