調査(ちょうさ)手順(てじゅん)(かわ)()(もの)

きたない(みず)水質階級(すいしつかいきゅう) III】

排水路(はいすいろ)(かわ) につながっていたり、(まわ) りには(おお) くの人家(じんか)() られたりするようなところです。川底(かわぞこ)(どろ) っぽくなっています。(うみ)(みず)() ざっているところでは、(そこ)(どろ)(なか) までよくさがしましょう。

きたない(みず)水質階級(すいしつかいきゅう) III)の指標生物(しひょうせいぶつ)

ミズカマキリ タイコウチ

ミズカマキリ

(おお)きさは7センチメートルくらいで(からだ)細長(ほそなが)い。陸上(りくじょう)にいるカマキリのように、前足(まえあし)でほかの小動物(しょうどうぶつ)をつかまえて、その体液(たいえき)()う。
(いけ)(ぬま)水田(すいでん)にすんでいるが、川岸(かわぎし)(なが)れのゆるやかな場所(ばしょ)にもすんでいる。

タイコウチ

(おお)きさは6cmくらいで(からだ)(ひら)たく、全体(ぜんたい)にこげ茶色(ちゃいろ)光沢(こうたく)はない。ミズカマキリと(おな)じように前足(まえあし)でほかの小動物(しょうどうぶつ)をつかまえて体液(たいえき)()う。(あたま)(ちい)さく、()()()ており、(はら)後端(こうたん)に2(ほん)細長(ほそなが)呼吸管(こきゅうかん)がある。
(いけ)(ぬま)水田(すいでん)など(なが)れのゆるやかな(あさ)場所(ばしょ)にすんでいる。
ミズムシ イソコツブムシ

ミズムシ

体長(たいちょう)(おお)きくなっても1センチメートルくらいで、ダンゴムシに()(かたち)(ひら)たくなっている。(あし)は5対以上(ついいじょう)で、ゆっくりはう。(からだ)(よご)れたような灰色(はいいろ)または茶色(ちゃいろ)(かわ)にすむのは1種類(しゅるい)で、あとは地下水(ちかすい)にすむ。
・まちがえやすい生物(せいぶつ)
(かわ)上流部(じょうりゅうぶ)にはよく()たヨコエビもいるが、ヨコエビの(からだ)左右(さゆう)(ひら)たく、ときには(あか)みをおびる。

イソコツブムシ

(おか)にいるダンゴムシに()て、(からだ)(まる)めることができる。(すな)まじりの川底(かわぞこ)(いし)(あいだ)にいる。海水(かいすい)(すこ)()じった汽水域(きすいいき)にすんでいる。
ニホンドロソコエビ タニシ

ニホンドロソコエビ

(からだ)(たて)(ひら)たく、ちぎれやすい。また、細長(ほそなが)触角(しょっかく)があり、(どろ)(おお)川底(かわぞこ)にいる。
海水(かいすい)(すこ)()ざった汽水域(きすいいき)にすんでいる。

タニシ

タニシの(おも)種類(しゅるい)は4種類(しゅるい)である。(から)(うす)く、赤茶色(あかちゃいろ)のふたがあり、泥底(どろそこ)にすんでいる。
ヒル

ヒル

(おお)きさは3〜4センチメートルで、はげしく()(ちぢ)みし、体節(たいせつ)がある。
(からだ)(ひら)たく、背面(はいめん)から()ると円柱形(えんちゅうがた)長卵形(ちょうらんがた)で、(はら)前後(ぜんご)(はし)吸盤(きゅうばん)があるが、(まえ)吸盤(きゅうばん)()にくい。
(みず)(しず)んでいる(いし)などの裏側(うらがわ)にすんでいる。淡水域(たんすいいき)にいる日本産(にほんさん)ヒル(るい)(やく)30種類(しゅるい)
・まちがえやすい生物(せいぶつ)
ウズムシ(るい)とまちがえやすいが、シマ模様(もよう)があり、からだは(かた)い。
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