調査(ちょうさ)仕方(しかた)とまとめ(かた)

(みず)のきれいさの程度(ていど)生物(せいぶつ)

(かわ)(なか)にはたくさんの生物(せいぶつ)がすんでいます。(かわ)(なか)にすむ生物(せいぶつ)種類(しゅるい)は、(みず)(なか)()けている酸素(さんそ)(りょう)溶存酸素(ようぞんさんそ))と(ふか)関係(かんけい)にあります。(かわ)(みず)()けている酸素(さんそ)(りょう)は、水温(すいおん)(みず)(よご)れの程度(ていど)によって()わり、水温(すいおん)(ひく)いほどたくさんの酸素(さんそ)()け、水温(すいおん)(たか)くなれば()ける(りょう)(ちい)さくなります。また、酸素(さんそ)水中(すいちゅう)植物(しょくぶつ)によっても(つく)られますが、(よご)れている(かわ)では水中(すいちゅう)()けている酸素(さんそ)細菌等(さいきんなど)によってたくさん使(つか)われることから、酸素(さんそ)(りょう)(すく)なくなってしまいます。

酸素(さんそ)(りょう)(すく)なくなるときれいな(みず)にすむ生物(せいぶつ)はすめなくなり、(よご)れたところの生物(せいぶつ)(おお)()られるようになります。このように、(みず)(なか)()けている酸素(さんそ)(りょう)とそこにすむ生物(せいぶつ)関係(かんけい)から、その地点(ちてん)にすむ生物(せいぶつ)調(しら)べることにより、水質(すいしつ)など(かわ)環境(かんきょう)状態(じょうたい)()かります。このように(かわ)環境(かんきょう)状態(じょうたい)(わたし)たちに(おし)えてくれる生物(せいぶつ)を『指標生物(しひょうせいぶつ)』といいます。

(みず)のきれいさの程度(ていど)をきれいな(みず)水質階級(すいしつかいきゅう)I)、少し(すこし)きたない(みず)水質階級(すいしつかいきゅう)()II)、きたない(みず)水質階級(すいしつかいきゅう)()III)、大変(たいへん)きたない(みず)水質階級(すいしつかいきゅう)IV())の4階級(かいきゅう)()け、それぞれの水質階級(すいしつかいきゅう)にすんでいる指標生物(しひょうせいぶつ)(30種類(しゅるい))を(ひょう)1に(しめ)しました。これらの指標生物(しひょうせいぶつ)は、(みず)(よご)れに敏感(びんかん)なものの(なか)から、()()ることができる(おお)きさで、日本(にほん)全国(ぜんこく)(ひろ)分布(ぶんぷ)している生物(せいぶつ)をとりあげています。

(ひょう)1. 水質階級(すいしつかいきゅう)指標生物(しひょうせいぶつ)関係(かんけい)
きれいな (みず)(I)の 指標生物(しひょうせいぶつ) (すこ)しきたない (みず)(II)の 指標生物(しひょうせいぶつ)
カワゲラ・ヘビトンボ・ヒラタカゲロウ・ブユ・ナガレトビケラ・アミカ・ヤマトトビケラ・サワガニ・ウズムシ コガタシマトビケラ・コオニヤンマ・オオシマトビケラ・スジエビ・ヒラタドロムシ・○ヤマトシジミ・ゲンジボタル・○イシマキガイ・カワニナ
(ちゅう))○は 海水(かいすい)(すこ)()ざっている 汽水域(きすいいき)生物(せいぶつ)
きたない (みず)(III)の 指標生物(しひょうせいぶつ) 大変(たいへん)きたない (みず)(IV)の 指標生物(しひょうせいぶつ)
ミズカマキリ・○ニホンドロソコエビ・タイコウチ・タニシ・ミズムシ・ヒル・○イソコツブムシ セスジユスリカ・サカマキガイ・チョウバエ・エラミミズ・アメリカザリガニ
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