ギンブナ

写真：長田健

分類(ぶんるい)

コイ目(もく)コイ科(か)

学名(がくめい)

Carassius auratus langsdorfii

説明(せつめい)

全長(ぜんちょう) 約(やく)250mm、体(からだ)の色(いろ)はオリーブ色(いろ)を基調(きちょう)とし、背側(せがわ)は黒(くろ)ずんだ茶色(ちゃいろ)、腹側(はらがわ)は白銀色(しろがねいろ)を帯(お)びている。背(せ)びれの幅(はば)は長(なが)く、体高(たいこう)が急(きゅう)にすぼまるように小(ちい)さくなる。背(せ)びれ、しりびれの前縁(まえふち)に強(つよ)いトゲを持(も)つ。中流域(ちゅうりゅういき)の流(なが)れがゆるやかで水深(すいしん)の深(ふか)いところや、下流域(かりゅういき)の全域(ぜんいき)に生息(せいそく)する。泥(どろ)の底(そこ)を好(この)み、冬(ふゆ)も他(ほか)の季節(きせつ)とあまり変(か)わりなく活動(かつどう)する。エサは雑食性(ざっしょくせい)で、底生動物(ていせいどうぶつ)、藻類(そうるい)の他(ほか)に、場所(ばしょ)によりプランクトンも食(た)べるが、動物食(どうぶつしょく)よりも藻類(そうるい)を好(この)む。繁殖(はんしょく)は４～６月頃(がつごろ)。川幅(かわはば)の細(ほそ)い流(なが)れのゆるやかな水草(みずくさ)の繁茂(はんも)する浅(あさ)いところで産卵(さんらん)する。産卵回数(さんらんかいすう)は産卵期中(さんらんきちゅう)に３回程度(かいていど)。卵(たまご)は直径(ちょっけい) 約(やく)1.4mmの球形(きゅうけい)。産卵(さんらん)にはヨシやフサモなどの植物(しょくぶつ)が必要(ひつよう)である。