コイ目(もく)コイ科(か)
Leuciscus hakonensis
全長(ぜんちょう) 約(やく)300〜500mm。うろこは 小(ちい)さめ。 産卵(さんらん) 期(き)には 体(からだ)の 側面(そくめん)に 鮮(あざ)やかな 朱赤色(しゅあかいろ)の3 本(ほん)の 縦(たて)の 線(せん)が 現(あらわ)れる。 上流(じょうりゅう)から 河口域(かこういき)までの 広(ひろ)い 範囲(はんい)に 生息(せいそく)している。 主(おも)に 流(なが)れがゆるやかで 水深(すいしん)が 深(ふか)いところに 住(す)み、 単独(たんどく)または 群(む)れで 動(うご)き回(まわ)るものが 多(おお)い。 瀬(せ)でも 大(おお)きい 石(いし)のゴロゴロしている 場所(ばしょ)ではその 下(した)に 生息(せいそく)する。 行動(こうどう) 範囲(はんい)はかなり 広(ひろ)く、 泳(およ)ぐ 速度(そくど)も 速(はや)い。 夏(なつ)は 表層(ひょうそう)に、 冬(ふゆ)は 深(ふか)みに 移(うつ)る。 卵(たまご)からふかしてすぐは 産卵床内(さんらんとこない)で 過(す)ごし、 少(すこ)し 大(おお)きくなってくると 大(おお)きい 石(いし)のかげなど 流(なが)れのゆるやかな 場所(ばしょ)に 生息(せいそく)する。エサはこどもの 時(とき)は 浮遊植物(ふゆうしょくぶつ)、 藻類(そうるい)、 小型浮遊動物(こがたふゆうどうぶつ)または 底生動物(ていせいどうぶつ)を 食(た)べる。 大人(おとな)になると 雑食(ざっしょく)で、 水(みず)の 中(なか)に 生息(せいそく)する 昆虫(こんちゅう)、 付着藻類(ふちゃくそうるい)を 食(た)べ、また 大型動物(おおがたどうぶつ)の 死(し)がいなどに 群(むら)がって 食(く)いちぎる。 夕方(ゆうがた)には 表層(ひょうそう)に 浮上(ふじょう)して 落下(らっか)する 昆虫(こんちゅう)も 食(た)べる。 繁殖(はんしょく)は3 月中旬(がつちゅうじゅん)〜6 月中旬(がつちゅうじゅん)。 産卵場所(さんらんばしょ)は 水深(すいしん)20〜70cmの 砂地(すなち)。 産卵床(さんらんとこ)は 下流(かりゅう)に 向(む)かってやや 深(ふか)くなった 斜面(しゃめん)。 卵(たまご)は 丸(まる)い 形(かたち)で 直径(ちょっけい)は1.8〜2.0mm。 水温(すいおん)15 度(ど)で5 日(か)、 水温(すいおん)10 度(ど)で13 日(にち)でふかする。
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