ブユ(るい)

ブユ類写真:(幼虫) 環境庁水質保全局・建設省河川局

分類(ぶんるい)

ハエ(もく)ブユ()

学名(がくめい)

Simuliidae

説明(せつめい)

  幼虫(ようちゅう)体長(たいちょう)(やく) 6mm、 成長(せいちょう) した 幼虫(ようちゅう) は8-15mmにもなる。 体色(たいしょく) はふつう (あわ) いこげ 茶色(ちゃいろ)半透明(はんとうめい)頭部(とうぶ)(のぞ) く)であるが、ときに 青黒色(あおぐろいろ) 、こいこげ 茶色(ちゃいろ) をしている (しゅ) もある。 胸部(きょうぶ)腹部末端(ふくぶまったん)(ふと) く、 中間(ちゅうかん) がくびれて、ひょうたんを 細長(ほそなが) くした (かたち) をしている。 腹部末端(ふくぶまったん)吸盤(きゅうばん) がある。 (みず) のきれいな 山間(やまあい)渓流(けいりゅう) などに 生活(せいかつ) している。 急流中(きゅうりゅうちゅう)(いわ)(うえ)(みず)(なか) につき () した ()(えだ)(くさ) などに (すう) 10 (ひき)集団(しゅうだん) をつくって、くっついている。 幼虫(ようちゅう)後吸盤(ごきゅうばん)付着(ふちゃく) したまま (からだ)(なが) れに ()() すようにして、 (みず)(はこ) んでくる (ちい) さな 粒子(りゅうし) をこし () り、 () べて 成長(せいちょう) する。また、 種類(しゅるい) によっては 基物(きぶつ)(うえ) をはいまわり、 (しず) んでいる 微生物(びせいぶつ)(ふく) んだ (どろ) をかきとり () べる。 (なが) れの 安定(あんてい) した 場所(ばしょ) にある (いし)(くさ)(うえ) でまゆをつくり、そのなかで (さなぎ) になる。さなぎは6〜10 日後(かご)成虫(せいちゅう) となる。  成虫(せいちゅう)体長(たいちょう) (やく) 3〜6mm、 (しゅ) により () がある。 (おお) きな 透明(とうめい) なはねを () ち、 触角(しょっかく) はジュズ (じょう)(からだ)黒色(くろいろ) だが、 黄色(きいろ)() でおおわれているものが (おお) く、あしには 銀白色(ぎんはくしょく)模様(もよう) のあるものが (おお) い。 小型(こがた) のハエに ()(かたち) である。 (はる) から (なつ)交尾(こうび)(おこな) い、 吸血(きゅうけつ)産卵(さんらん)数回(すうかい) ()(かえ) す。メスは、 人畜(じんちく) その ()動物(どうぶつ)() し、 ()() って (たまご)() むために 栄養(えいよう) をたくわえる。 種類(しゅるい) によって (ちが) うが、 (みず) のきれいな 山間(やまあい)渓流(けいりゅう) から 平地(へいち)小流(しょうりゅう) まで (ひろ)分布(ぶんぷ) し、 長野県内(ながのけんない) には (やく) 30 (しゅ) のブユ (るい)確認(かくにん) されている。

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