サカマキガイ

サカマキガイ写真:(幼虫) 天竜川上流河川事務所

分類(ぶんるい)

モノアラガイ(もく)サカマキガイ()

学名(がくめい)

Physa acuta

説明(せつめい)

殻長(かくちょう) (やく) 10mm、 殻径約(かくけいやく) 6mmの 卵形(たまごがた)巻貝(まきがい) で、 (から)(うす)半透明(はんとうめい)螺層(らそう)(ちい) さく (えん)すい (けい) で、 殻頂(かくちょう) はとがっている。 螺層(らそう) は5 (かい)体層部(たいそうぶ)(おお) きくて 殻長(かくちょう) の5 (ぶん) の4を () め、 周縁(しゅうえん) はふくらむ。モノアラガイ (るい)() ているが、 (から)左巻(ひだりま) きで 触角(しょっかく)(なが)(てん)(こと) なる。 (から)(いろ)淡黄茶色(たんこうちゃしょく)光沢(こうたく)(つよ) い。なお、サカマキガイも、ふたやエラがなく、 (うす)(まく)(とお) して 直接(ちょくせつ) 空気呼吸(くうきこきゅう)(おこな) う。 平野部(へいやぶ)(かわ)(いけ)用水路(ようすいろ)人家(じんか)(ちか)下水溝(げすいこう) などにも 生息(せいそく) する。 (みず)(よご) れたところでも 生活(せいかつ) でき、ビルの 地下(ちか)排水溝(はいすいこう) でも () られる。 乾燥(かんそう) にも (さむ) さにも (つよ) い。 水草(みずくさ) やヨシの ()(うら)水路(すいろ)壁面(へきめん) などに 付着(ふちゃく) して 生活(せいかつ) している。メスとオスは (おな)個体内(こたいない) に  両方(りょうほう)生殖機能(せいしょくきのう)をもつ  雌雄同体(しゆうどうたい)である。 (たまご) はゼラチン (しつ) のかたまりで 水草(みずくさ)水路(すいろ)(かべ) などに () みつけられる。 (たまご)()時期(じき)(なつ) だが、 繁殖力(はんしょくりょく)(つよ) く、ほぼ1 (ねん)(とお) して (たまご)() んでいる 地域(ちいき)(おお) い。 微小(びしょう)藻類(そうるい) をやすりのような ()(けず)() って () べている。

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